退院46週目(day397-day403)2014年07月20日 12時09分45秒

退院46週目、職場復帰を果たす。

再発から1年3ヶ月、臍帯血移植から1年1ヶ月でどうにか働き始めることが出来た。初日はドキドキして帰ってくるのを待っていたが、明るい顔で帰ってきたのでホッとした。

自宅通勤にしてもらい、午後から5時間ほどのパート勤務でのスタートだ。疲れたらすぐ横になれるような療養生活を半年以上続けてきた身には、立ちっぱなしの職場は不安だったが思ったより耐えられたらしい。

周りの人たちも若いがんサバイバーをどう扱っていいのかわからないかもしれないが、今のところ冷たい態度はとられていないみたいなので安心した。あとは自分の努力次第かな。

もちろんお給料は激減。傷病手当もなくなり、年金や健康保険も種類が変わってしまったが、これは徐々に勤務時間が増えると元に戻せるらしい。あと3ヶ月休職し、いきなり長時間勤務で復帰という選択肢もあったが、さすがにそれは自信がなかったので、この働き方を選んだ。

ともあれ新しい生活が始まった。生活のリズムを作り徐々に長く働ける体力を身につけていってもらいたい。

今週は外来で血液内科と循環器内科を受診した。復職して最初の外来だったのでどきどきしたが、何の異常もなくひと安心。薬ももう少し生活が安定してから減らすということで、ステロイドは5㎎、ネオーラルは100㎎で変化なし。

循環器の方も心エコー、心電図ともに問題なかったので次回受診の間隔を長めにしてもらった。調子は悪くないのだがアーチストはまだ服用し続けなくてはいけないらしい。

最後にひとつ、嬉しい再会の話を...。

7月17~19日は日本臨床腫瘍学会学術集会が福岡で開催されており、私もペイシェント・アドボケイト・プログラムに登録して、色んな講演を聴講させて頂いた。

受付のお手伝いをしていると、「○○くんのお母さんですか?」と声をかけてくださる若い女性の方が...名札をみてもピンとこない。旧姓を名乗られてようやく「あっ!」と気づいた。私服で髪をおろしていると看護師さんはわからないものだ。

1年前、臍帯血移植後のHHV-6脳炎で呼吸停止した時、たまたまラウンド中に見つけて最初に蘇生の処置をしてくださったナースの方だった。息子が今週から復職したことを伝えると泣いて喜んでくださった。私も涙、涙。

「○○くんにも会いたいな~。」と言われたので、気の利く患者友達がFBの写真を横から差し出してくれた。浜の町病院は移転後、病棟のシステムが変わり、以前のように誰でもお見舞いにいけなくなった。ナースステーションも無菌病棟の中にあるので看護師さんにもなかなか会えないのだ。

私たちも外来で来たとき何回か病棟に上がっていったが、その日たまたま勤務で廊下を通った看護師さんだけにしか会えない。ずっと気になっていただけに、退院後初めて思いがけない場所での再会と良い報告が出来たことが本当に嬉しかった。

学会での興味深い話は長くなるのでまた別の機会に...(^O^)/

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