一見平穏な日々(day32-day34)2013年07月15日 09時07分42秒

血液内科に戻った翌朝、ものすご~く爽やかな声で電話があり、ここのところしばらく感じたことのない気分の良さだという。記憶は2年分ほど飛んじゃってるから、まあ7月8日以降で、ということかもね(笑)

そしてゴハンもほぼ完食したというので、またまた嬉しくなる。病室にPCやPS3を持ち込めるかと聞くので、OKよというと持ってきて欲しいという。無菌室前はあれほどゲーム三昧だったのに、そんなことももちろん忘れているみたい。

いまのところ記憶が無くて一番困るのが自分の病気のことを忘れていて、体調を考えず、見舞客を通してしまうことである。一応まだ移植後1ヶ月で面会制限のある部屋にいるので、受付の人は通していいか確認してくださるのだが、私のいない時が困る。

ましてや息子の友人たちは今流行りの風疹世代である。息子も子どもの頃予防接種はしたが、移植でクリアになってしまったかもしれないし、何ともコワくて仕方がない。

あと高熱に慣れてしまったのか38℃くらい熱があっても気づかないらしく、来客の後さらに上がってしまって、また検査のため血をいっぱい採られていた。何のために輸血しているんだか(トホホ)

結局持って行ったPCもPS3も繋ぐ気にもならず、トロトロ眠ってばかり。血小板のアレルギー止めが眠気を誘うのか、本当によく眠る。朝あんなに機嫌がよかったのに、一日通して体調が安定していることは少ない。

それでも、今は幸せ♪とにかく生きていてくれた!

無菌室の小窓から覗くだけでもなく、HCUの緊迫した雰囲気の中でもなく、手の届くところに息子はいて触ることもできる。本当によかった。

今のところGVHDっぽいのは皮疹くらいで、お腹も全く壊していない。肝臓の値も指摘されないから大丈夫なのだろうと思う。

WBCは結構上がり下がりが激しくて1000くらいに落ちるとグラン皮下注射して3000くらいに上がるの繰り返し。好中球は70~80%くらい。

24時間心モニターとフェンタニル。免疫抑制剤と脳炎の薬、発熱すれば抗生剤と、もつれそうなほどのたくさんの管で繋がれている息子だが、ちょっとした変化もある。

あのデカイ黄色い袋を被ったハイカロリー輸液が、小さい濃度の薄いタイプに変更。これは口から結構食べられるようになったから\(^o^)/

次に彼女が来たらゴハン食べてる息子をみてびっくりするかもね。看護師さんたちもびっくりしているくらいだから。

コメント

_ c ― 2013年07月16日 17時07分47秒

あの薄い壁一枚あるだけでも
隔たった感がありますものね。
同じ空間で同じ空気を吸えるというのは
ご家族にとっても、ご本人にとっても
格別かと思います。

自論ですが「食べる人間は強い!」ですw
食欲も戻ってきて、食べられるモノが増えたら
またお母さんの腕の見せ所ですね。
まだ持ち込み食は無理でしょうけど
味覚障害が残らないとよいですね。

私も一日通して病状が安定したことなかったです。
朝、家族に機嫌良く電話をしていたのに
夕方来てくれた時は熱でふせってたりとか
一歩づつじゃなく半歩づつ(笑)
お若いのですもの、きっと良い方向に光が射してると
確信しています。

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