息子の30歳の誕生日に思う2015年09月16日 21時01分58秒

悪性リンパ腫の母も、急性リンパ性白血病の息子も共におとめ座で血液型はO型です。厳密にはもう息子は移植でA型に変わってしまいましたが(笑)

息子は母にとっての初孫だったこともあり、幼い頃からとても可愛がってもらいました。2人は仲良しなので今年は合同誕生会をすることになり、慌ただしく実家へ帰ってきました。

私は父の介護もあるので数日滞在しましたが、息子は1泊でトンボ返りのタイトスケジュールでした。それでも次の日は会社へ行きましたから随分体力が付いたのだと思います。

お陰様で息子は30歳になりました。30年のうちの12年は白血病と一緒の人生ですが、どうにか折り合いをつけて一緒に暮らしています。

30年前の今日、たくさんの人に祝福され無事に生まれた赤ちゃんがこんな運命を背負っていたなんて思いもよらないことでした。誰のせいでもないけれど親はまず自分を責めてしまいます。

私も告知からしばらくはそうでした。でもそれが治療に何の役にも立たないことがわかると気持ちを切り替えて出来る限りのサポートをしようと前向きになれました。

白血病に完治と呼べる日が来るのかどうかわかりませんが、今傍らで美味しそうにケーキを食べている様子にしみじみとした幸せを感じます。

こんな日を出来るだけたくさん積み重ねていって、気が付けばいつの間にか5年10年が経過していたっていうのが理想かな。

気になることはいっぱいあるけど、悪いことを考えても状況が良くなる訳じゃないから、目の前の幸せを噛みしめて出来るだけ普通に暮らしていこう。

今ICUで頑張っている友人のNちゃんにもこの思いが届きますように、全力で応援しています!そしてまた一緒にドライブしたりお茶したりしようね。待ってるよ(^o^)/

コメント

_ ume-no ― 2015年09月17日 10時41分24秒

お誕生日おめでとうございまぁす。
久しぶりにブログにお邪魔したら、退院2年目報告もあり、
おめでた続きでこちらまで嬉しくなりました。

少し読んでなかった期間の分まで、これから爆読みします!

_ 管理人 ― 2015年09月17日 15時30分18秒

ume-noさん、コメントありがとうございます。

変わらない毎日の繰り返しのようですが移植2年を過ぎた頃から
体力も付き、気持ちにも変化が表れてきたように思います。

こういう先輩患者もいるから自分を信じて追っかけて来てください。
きっとイイコトあるよっ!

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