母の定期受診2019年12月13日 11時55分50秒

3ヶ月に1度の定期受診。
今回は採血のみでCTはなし。
ヘモグロビンは減少傾向だが緩やかだしIL2レセプターも若干下がった。

母は福岡での暮らしが1年になり身体的にも精神的にも落ち着いてきた。
89歳になったばかりなのに褒められたいのか他人には90歳と言っているが
本当に卒寿を迎えるまで機嫌よく暮らしてもらいたいものだ。

転倒を恐れて慎重に歩くせいか動作は遅いが頭はしっかりしている。
最初は嫌がっていた補聴器もうまく使いこなせるようになり
長年の趣味である謡曲も今では私の師匠について再開した。
声も習い始めより大きく出せるようになってきて、誤嚥を予防するのにも一役買っているみたいだ。

近くにいることで私も安心だし一緒に旅行したりする機会も増えた。
出来るだけこの状態が長く続いて欲しい。

他の家族も小康を得ているのでこの隙に自分のやりたい事を詰め込み過ぎて
ややオーバーワークな私だが元気でやってます(^O^)/

息子の定期受診2019年12月14日 09時59分38秒

池江璃花子さんの近況が伝わってこないのはすごく心配。
まさか移植の方向でドナーを探しているなんてことないよね!?

でもこの沈黙は別の意味で、マスコミに追いかけられずに
静かに自宅で療養に専念出来ているのなら嬉しいのだが。
いい方に考えることにしよう。

さて半年に1回の息子の定期受診、1人で行っているのであまり気に留めなくなったのだが
今回はひどく遅く帰って来た。

さすがに「何も異常なかったよね?」と聞くと
時々出会う移植患者の方と偶然会い、オシャベリに花が咲いたそうだ。

その人は移植後にまさかの自然妊娠、子どもを2人も生んで
シッカリお母さんをやっているそうで、大変だけど昔より体調がいいと言ってたとか。

スゴイね!こういう話を聞くと嬉しい(*^_^*)

最近原稿の依頼が来た。
全国骨髄バンク推進連絡協議会が発行する「白血病と言われたら」という本に数年前執筆したのだが
この度第6版を出すので「前回からのその後~編」みたいなものを書いて欲しいとのこと。

何も勿体ぶるわけじゃないけど、今は患者会活動からも離れているし
医学の進歩が目覚ましい割には講演会にも行けていないしで
二の足を踏んでいたのだが、結局はお引き受けすることにした。

まあ、普通の患者の母親の気持ちはいつの世もあまり変わらないと思うから
その視線で書いてみる。

この締切までが短い上に、もうひとつテーブルコーディネートの雑誌の方の締切も
抱えているので超忙しく、今年の大掃除はこれ幸いと手抜きすることにした(^_^;)

年明けて2月に東京ドームのテーブルフェアフェスティバル
3月には福岡マリンメッセのテーブルコンテストと大きなイベントが目白押し。

私がこんな飛び回っていられるのも息子と夫が元気なおかげであり
助けて下さった医療関係者の方々のおかげだと感謝しつつ
今年も暮れていく。

池江璃花子さんのこと2019年12月19日 09時38分11秒

心配していた事が悪い方に当たってしまい悲しくなる。
退院の報はもちろんうれしかったのだがやはり移植していたのね。

病名も息子と同じ急性リンパ性白血病だった事が正式に発表された。
今の息子の状態をみていると下手な慰めをいう気にはならないが
「生きてるだけで丸儲け」の気持ちで頑張って社会復帰して欲しいと心から願う。

息子の時から数年経ってるし医学の進歩は目覚ましいから
彼女の目指す次の次のオリンピックは夢ではないかもしれないが
あまり回りで騒ぎ立てるのはやめてあげて欲しい。

周囲の期待が彼女にそう言わせているのならそんなの蹴散らしていいんだよ。
自分が目標に置いているのならいいけど、とにかく療養生活は長く先が見えず一進一退だから
もっと身近なことに目標を置こう。

今日はご飯がひと口でも食べられたとかTVを見て大笑いしたとか
笑うのだって体力がいるんだから。

リハビリのことだって何にもしない日だってあっていいんだよ。
他人から見て何もしていないように見えても傷ついた獣がじっとして体力の回復を待つように
省エネでゴロゴロしていていいんだから!

と、気分はもう璃花子ちゃんの母というよりは祖母(?)になったような私。

自宅の周りをマスコミが囲んだりして普通の生活が困難になるようなことだけは絶対にやめて欲しい。
患者だけでなく家族にとっても大変なストレスになる。