1クール後半に突入しました2013年04月29日 09時56分36秒

さて順調に治療の進んでいる息子、後半の抗がん剤ロイナーゼの筋肉注射が3日前から始まりました。これは4日連続、左右のおしりに交互に打たれます。

今回の治療は心臓への負担を考慮して小児のプロトコールを使っているので、ロイナーゼが結構入るそうです。

普段おっとりしてあまり感情を表さない息子ですが、ちょっときつくなってきたのか機嫌が悪くなってきました。それでもまだ白血球は1300くらいはあるので、好きな物を持って行って食べさせています。

初発時はあまり誰にも知らせてほしくないようでしたのでお見舞いも限られた人だったのですが、今回はFBやLINEで自分から再発をカミングアウトしたようなので、結構友達が来てくれて気が紛れているみたいです。

まあ、なんといっても彼女の訪問が一番元気がでるみたいですけどね(笑)

本人は毛が抜けてなくて体力の残っているうちに会いに来て~!っていう思いなんでしょう。お見舞いが多いですねってナースさんたちに言われてます。

私も出来るだけフツーに暮らそうと心がけていますが、困った事に夜が眠れないというか眠りが浅く何度も起きてしまうようになりました。起きて白血病の本でも読みだそうものならますます悪循環に陥るのでそれは絶対しないようにしています。

そんな時友人から夜寝る前に飲むと鎮静効果のあるハーブティを頂きました。カモミールとミントとレモングラスのブレンドでとても飲みやすいんです。好きな味だったので何日か続けて飲むと6時間くらいはぐっすり眠れるようになりました。

さらに夜中に目が覚めた時でも大丈夫なとっておきの方法を編み出しました。大好きなハワイアンヒーリングミュージックを流し、ヨガの呼吸法をするのです。部屋にはカモミールのアロマをかすかに効かせます。

するといつのまにかまた眠っています。

今眠れていない皆さんも何か自分に合うやり方が見つかるといいですね。病室ではアロマとか無理でしょうが、音楽や呼吸法を工夫してみてください。

息子も初発の時はクールを重ねる度に睡眠のリズムが乱れひどい昼夜逆転になりました。退院後もずいぶん元に戻すのに苦労しました。

今はまだ夜が眠れているようです。まあ体がきついんだから眠れる時に眠ればいいんだけどね。

今朝見たNHKの番組「足元の小宇宙~82歳 植物写真家と見つめる生命~」の中で埴沙萌(ハニシャボウ)さんという82歳の植物写真家の言葉。

「世の中は楽しいことばかり。その中から楽しいことを探し出して楽しむことだね。」

彼は植物のある瞬間を捉えるために何時間でも何日でも何ヶ月でも待つのです。植物を見つめる彼の目は実に優しくて楽しそう!

今の自分にも焦らず信じて待つことが大切。そして足元にいっぱい転がっている楽しいことの中から、自分にとっての楽しいことを見つけて楽しむことが必要だな~と気づかされました。