白血病 と 息子 と 私、 ときどき 母

今日は七夕ですね。早々と梅雨が明けちゃった福岡では、晴れてデートできそうな牽牛と織女、今日も暑くなりそう．．．

おととい５日に宮地さんとネクサスの医療セミナーにお邪魔してきました。我らが衛藤先生も講演されるので、オーディエンスが少なかったらどうしよう（？！）と思って行ったのですが、溢れんばかりの盛況ぶりで、杞憂に終わりました。

ＮＰＯグループ・ネクサスは悪性リンパ腫の全国組織の患者会です。悪性リンパ腫は白血病と兄弟みたいな病気なので、リボンの会の会員さんの中にもネクサスの会員さんは何人かいらっしゃいます。

鈴宮先生、衛藤先生、鵜池先生それぞれに個性があって有意義な講演でしたが、今回最も注目したのは近く保険診療が認可されるゼバリンという新薬の話でした。

前回の定例会での衛藤先生の話にもあったように大変効果の期待される、しかし高価な新薬です。福岡ではまず、がんセンターと九大で導入されるそうです。

高いばかりだけでなく、血液内科医と放射線医と薬剤師の立会いの下で２つの薬剤を使う直前に混ぜ合わせて使用するため、緊密なコンビネーションが要求されるということでした。

アメリカでは治療効果があがっているそうで、慣れれば外来でも出来るらしいのですが、何せ一生に１回しか使えず、１回が４００万円以上する薬となると．．．患者も医師もちょっと考えてしまうところです。

悪性リンパ腫は病型が４０種類以上もあり、私もいつも名前がこんがらがって覚えられないのですが、ある種のリンパ腫の再発の患者さんに限って使うそうです。関心をお持ちになった方はがんセンターの鵜池先生か九大の長藤先生に問い合わせてください。予約が必要です。

昨日の気温は３４度でした。病気の方には殊のほか堪える暑さでしょうが、知恵と工夫で乗り切ってくださいね。１０月涼しくなったら福岡血液骨髄移植グループ（ＦＢＭＴＧ）の医療講演会でお会いしましょう！