つばさのフォーラムに行ってきました! ― 2005年11月06日 10時23分00秒
つばさのフォーラム良かったよ~。勉強になりました。13時~17時までぶっとおしで講演を聞くなんて、学生時代にもなかったかも。
一番前の席でホントに集中して聞いていたので、くたびれました。受付名簿によると、有料にも関わらず約150名の方が参加されたそうで、大盛会でした。
名簿を見ると九州一円はもとより、九州以外の遠方からの参加もあり、個別相談もぎっしりで、血液疾患の患者・家族の方々の悩みの深さがひしひしと伝わってきました。
私もそうですが、当事者にとってはどんな小さな情報でも欲しいのです。しかも新しくて正確な情報を、医療従事者以外の一般人にもわかりやすく伝えて欲しい。
つばさは本当にそういう役割を果たしてくれている数少ない団体のひとつです。代表の橋本明子さんのプロデュースの力には敬服します。
初めてお会いした橋本さんは小柄な美しい方で、この人のどこにこんなすごいパワーが潜んでいるのかと思うほどです。予想どおりスケジュールをこなすのがやっとで、あまりゆっくりお話することもできなかったのですが、お会い出来て嬉しかったです。
お子さんを亡くされて、その悲しみは薄らぐことはあっても、おそらく一生忘れることはないでしょう。その思いが彼女をこの活動へと駆り立てているのでしょうか。
講演の後、メールでやりとりしていたモリモリさんともお会い出来て嬉しかったです。GVHDで苦しんでいる中、来てくださってありがとう!思ったよりお元気そうでほっとしました。
本当にみんな普通の人なのに、仕事をして、遊んで、恋愛して、結婚して、普通の人が当たり前に出来ることをしたいだけなのに。過酷な移植という治療に挑戦して、やっと手に入れた生命なのに、まだまだ苦しまないといけないの?このやり切れなさ。
でもモリモリさんは彼の文章のように爽やかな印象の方でした。「2歩進んで1歩下がるの繰り返し」といって笑ったモリモリさん、ガンバレ!陰ながら応援しています!
会場で販売されていたつばさの情報誌のバックナンバーを読みながら、また明日からもがんばるぞー!とテンションが上がる私の耳に、本田美奈子さんが亡くなりましたというニュースが飛び込んできました。38歳の若さです。思わずエーっと声をあげてしまいました。
臍帯血移植が成功したとばっかり思っていたのに...生着しなかったの?急性GVHDがひどかったの?そもそも骨髄バンクにフルマッチのドナーがいなくて、状況がひっ迫していたから臍帯血移植になったの?などと疑問がぐるぐる頭の中を駆け巡りました。
何より私はこのニュースを長男と一緒にはとても冷静に聞けないと思い、その場に彼がいなかったことに思わずほっとしたのでした。
一番前の席でホントに集中して聞いていたので、くたびれました。受付名簿によると、有料にも関わらず約150名の方が参加されたそうで、大盛会でした。
名簿を見ると九州一円はもとより、九州以外の遠方からの参加もあり、個別相談もぎっしりで、血液疾患の患者・家族の方々の悩みの深さがひしひしと伝わってきました。
私もそうですが、当事者にとってはどんな小さな情報でも欲しいのです。しかも新しくて正確な情報を、医療従事者以外の一般人にもわかりやすく伝えて欲しい。
つばさは本当にそういう役割を果たしてくれている数少ない団体のひとつです。代表の橋本明子さんのプロデュースの力には敬服します。
初めてお会いした橋本さんは小柄な美しい方で、この人のどこにこんなすごいパワーが潜んでいるのかと思うほどです。予想どおりスケジュールをこなすのがやっとで、あまりゆっくりお話することもできなかったのですが、お会い出来て嬉しかったです。
お子さんを亡くされて、その悲しみは薄らぐことはあっても、おそらく一生忘れることはないでしょう。その思いが彼女をこの活動へと駆り立てているのでしょうか。
講演の後、メールでやりとりしていたモリモリさんともお会い出来て嬉しかったです。GVHDで苦しんでいる中、来てくださってありがとう!思ったよりお元気そうでほっとしました。
本当にみんな普通の人なのに、仕事をして、遊んで、恋愛して、結婚して、普通の人が当たり前に出来ることをしたいだけなのに。過酷な移植という治療に挑戦して、やっと手に入れた生命なのに、まだまだ苦しまないといけないの?このやり切れなさ。
でもモリモリさんは彼の文章のように爽やかな印象の方でした。「2歩進んで1歩下がるの繰り返し」といって笑ったモリモリさん、ガンバレ!陰ながら応援しています!
会場で販売されていたつばさの情報誌のバックナンバーを読みながら、また明日からもがんばるぞー!とテンションが上がる私の耳に、本田美奈子さんが亡くなりましたというニュースが飛び込んできました。38歳の若さです。思わずエーっと声をあげてしまいました。
臍帯血移植が成功したとばっかり思っていたのに...生着しなかったの?急性GVHDがひどかったの?そもそも骨髄バンクにフルマッチのドナーがいなくて、状況がひっ迫していたから臍帯血移植になったの?などと疑問がぐるぐる頭の中を駆け巡りました。
何より私はこのニュースを長男と一緒にはとても冷静に聞けないと思い、その場に彼がいなかったことに思わずほっとしたのでした。
本田美奈子さん安らかに ― 2005年11月08日 10時26分47秒
昨日は一日何をしても気が晴れませんでした。やっぱり本田美奈子さんの死がショックだったのかな。
ネットはともかく、TVの報道なんか観てても、フツーに識者と呼ばれる人のちゃらっとしたコメントが許せない気分になるほど、偏狭な自分がいてたまらない気持ちになりました。
私自身は本田美奈子という若くて美しくて才能のある人を惜しんでいるというより、一人の白血病患者さんが最新の医療を受けていたにも関わらず、壮絶な闘病生活を経て、亡くなってしまった事が本当に悔しくて悲しいのです。
ご本人の病気に立ち向かう前向きな姿勢がどれほど賞賛されても、わかる立場の者としては本当に痛々しく、死んでしまったら何にもならないよと呟いてしまいました。一体夏目雅子さんから何年経った事でしょう。
お願いだからコメンテーターの人は、軽々しく「今は白血病はほとんど治る病気なんですけどねぇ」とか、「若いから進行が早いんですねぇ」などと、間違った情報を流さないでほしい。
やっぱり今でも白血病は大変厳しい病気だし、治療は過酷だし、移植だって絶対的な治療法じゃないんだよ。でもここまでやっと進んできたんです。
これだけ色々取り沙汰されるようになっても、世間ではどうにもまだまだこの病気に対する正しい認識がなされていないのかな?ドラマや小説の中ではやっぱり不治の病だし、うちの子が罹った時もあまり親しくない人から、「私がアナタだったら、そんなに冷静ではいられないわ。」と言われてちょっと傷付きましたし。
その一方では、今は骨髄バンクが出来たからとか、移植すれば必ず治るとか、いった軽い見方もあります。(励ましてくださる気持ちもよくわかるんだけど(-_-;)
どんな人でも生命の重さに変わりはありませんが、本田美奈子さんのような社会的影響力のある方がお亡くなりになったり、また逆に治って社会復帰されたりした時には、プライバシーの問題もあるでしょうが、ある程度正しい情報を流して頂きたい。
そうすれば少しずつでも世間の認識が変わり、白血病患者にとっても生きていき易い環境が整って来るのではないでしょうか。
リボンの会では、血液疾患の情報を患者さんに届けるのも大切な使命のひとつですが、一般の人に正しい情報をわかりやすく伝えていくことも大事なんじゃないかなぁと考えさせられました。
最後に本田美奈子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。もう十分頑張られたので、どうか安らかに。天国で大好きな歌を思う存分歌ってくださいね(合掌)
ネットはともかく、TVの報道なんか観てても、フツーに識者と呼ばれる人のちゃらっとしたコメントが許せない気分になるほど、偏狭な自分がいてたまらない気持ちになりました。
私自身は本田美奈子という若くて美しくて才能のある人を惜しんでいるというより、一人の白血病患者さんが最新の医療を受けていたにも関わらず、壮絶な闘病生活を経て、亡くなってしまった事が本当に悔しくて悲しいのです。
ご本人の病気に立ち向かう前向きな姿勢がどれほど賞賛されても、わかる立場の者としては本当に痛々しく、死んでしまったら何にもならないよと呟いてしまいました。一体夏目雅子さんから何年経った事でしょう。
お願いだからコメンテーターの人は、軽々しく「今は白血病はほとんど治る病気なんですけどねぇ」とか、「若いから進行が早いんですねぇ」などと、間違った情報を流さないでほしい。
やっぱり今でも白血病は大変厳しい病気だし、治療は過酷だし、移植だって絶対的な治療法じゃないんだよ。でもここまでやっと進んできたんです。
これだけ色々取り沙汰されるようになっても、世間ではどうにもまだまだこの病気に対する正しい認識がなされていないのかな?ドラマや小説の中ではやっぱり不治の病だし、うちの子が罹った時もあまり親しくない人から、「私がアナタだったら、そんなに冷静ではいられないわ。」と言われてちょっと傷付きましたし。
その一方では、今は骨髄バンクが出来たからとか、移植すれば必ず治るとか、いった軽い見方もあります。(励ましてくださる気持ちもよくわかるんだけど(-_-;)
どんな人でも生命の重さに変わりはありませんが、本田美奈子さんのような社会的影響力のある方がお亡くなりになったり、また逆に治って社会復帰されたりした時には、プライバシーの問題もあるでしょうが、ある程度正しい情報を流して頂きたい。
そうすれば少しずつでも世間の認識が変わり、白血病患者にとっても生きていき易い環境が整って来るのではないでしょうか。
リボンの会では、血液疾患の情報を患者さんに届けるのも大切な使命のひとつですが、一般の人に正しい情報をわかりやすく伝えていくことも大事なんじゃないかなぁと考えさせられました。
最後に本田美奈子さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。もう十分頑張られたので、どうか安らかに。天国で大好きな歌を思う存分歌ってくださいね(合掌)
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