母の決意2016年01月14日 09時11分47秒

時間の猶予もそうないので、浜の町の先生の言葉をそのまま母に伝えて気持ちを聞く。

自宅近くの病院での外来治療が否定された今、母の現実的な選択肢は無治療か福岡での入院治療かに絞られている。

再発DLBCLの無治療だと数ヶ月、それだと父を見送ってから自分も生涯を終えたいという望みは絶たれてしまう。最終的にはそれが治療を受ける決め手となったようだ。

治療と言っても母の場合、ごく緩い化学療法なので初発時も副作用はほとんどなかった。しかし母の頭の中では絶飲食の4ヶ月と放射線や手術の苦しさが大きく残っているので、入院には戸惑いがあるのだと思う。今回は場所が違うので前回のようなことはないと説明してもあまり納得はしていないみたい。

孫の手術を控えてただでさえ私が忙しくしているのを知っているので、私への遠慮も働いていたのだろう。しかし、実際問題、手術前後に母が自宅で急変したら、その方がお手上げである。

かくして母は福岡での入院治療を選択し、自分の担当医にその旨を伝えると、来週までに診療情報提供書と画像などの必要書類を整えておくと言われた。

来週、私は実家へ行き長期の留守に備えて様々な問題を片づけ、施設に入居している父と3人で会食をし、母を連れて福岡へ戻ってくる。

そして再来週には浜の町へ入院し治療が始まる。その後息子の人工股関節置換術へという綱渡りのスケジュールが決定した。決まれば後は実行するのみ!自分の体調も整えて一気にこの2週間を駆け抜けることにしよう。

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