母の定期受診2021年03月15日 09時24分27秒

母の加齢による弱り方が年を越してから加速度的に進んだ。
コロナの影響もあるだろうが卒寿を越えていたし方のないものもある。

今回もCTの結果に特に大きな異常は見つからなかったのでまずは安心した。しかし時間のかかる大きな病院での3ヶ月ごとの受診が親娘ともども大変な負担になってきたので先生に受診間隔を空けてもらうようお願いした。

先生も飲み込み顔で「何かあったらいつでも連絡してください。」と仰り
次は1年後の受診予約をして下さった。

脚が悪くなると同時に物忘れもひどくなり、自分のことを百歳と信じているので(実に10歳の逆サバヨミ⁈)それなりにおめでたくはあるが(^-^;

この年齢に達したらもちろん血液疾患以外の疾患で亡くなる可能性も大だから、他の受診も最低限の近所で済ますことにしよう。疲れ果てて帰りの車の中で眠りこけている母を見てその思いがますます強くなった。

悪性リンパ腫の初発から11年。最高の医療を受けさせて頂いたと思う。実際私もここまでよくお世話にをさせてもらったよね。

今後はどういう着陸を目指すのか模索する時期に入ったのだと思う。母の終活を本人の希望を踏まえながらスピーディーに進めていく覚悟を決めた。

息子と母のW定期受診2020年06月13日 14時23分47秒

久しぶりの受診が同じ日に重なった。
現在母は3ヶ月に1回、息子は6ヶ月に1回。

母は悪性リンパ腫で発病後10年、一番最後に受けた手術からもうすぐ2年経つ。今日は肝エコーが入っていたが異常なし。腎性貧血を疑ってミルセラの注射のオーダーが入る。今回増量して2回目の投与。

息子は急性リンパ性白血病で初発から16年。再発から移植後7年経ちGVHDはほぼ皮膚症状のみ、心臓の収縮率が悪いので循環器内科の受診もずっと入っている。

血液内科は主治医も同じなので呼ばれたら祖母と孫が2人一緒に診察室に入るという珍しい光景が...あまり見かけないね(^-^;

お陰様で特筆するほどの異常はなく、いつものやりとり、いつもの処方箋確認のあと、先生がしみじみともう7年経ちましたかぁと仰った。

まあ色々あったけどこれくらいなら良しとしよう!
そういう暗黙の了解の上に成り立つ会話だった。
今も生きているんだし。

また次回も同時受診の予約を入れて部屋をあとにした。
病院は厳戒態勢が取られていて人も少なかったように思う。

医療従事者の人は激務の上長期戦で本当に大変ね。
心から感謝しますm(__)m

母の定期受診2020年03月14日 08時32分07秒

コロナの院内感染のリスクもあったが定期検診には行くことにした。
予約を変更するにも一体いつにすべきか判断に迷ったし
そもそもリスクを天秤にかけたらどっちもどっちだったから。

病院側も相当警戒しているらしく表玄関にも裏玄関にも見張りの人が立っていて物々しかった。

検査の結果リンパ腫のマーカーは安定しているがやはり貧血がいまいちなので
腎性貧血を疑って注射が始まった。

メルカリみたいな名前の、えーっと何だっけ?
ミルセラだった!を少量からスタートしてみる。
よくわからないのでググってみると「持続型赤血球造血刺激因子製剤」とある。

母の貧血はリンパ腫の進行でも鉄欠乏性でもなさそうなので
もう少し腎臓に頑張ってもらって造血を促す作戦みたい。

本人は案外けろっとしてふらつきもなくご飯もしっかり食べられているので今のところ問題はなさそうだが
ミルセラが効けばラッキーである。

この日は息子の入院中同室だったK君と偶然会い、朝ドラのスカーレットの話になった。
彼も見ていて朝から親と涙、涙です(ToT)と言っていた。そうやろなぁ。
多かれ少なかれ何年経ってもフラッシュバックするもん。

今朝のスカーレットにはびっくり!
血液内科にはあるまじき光景が...大人数のお見舞い、病室には花。

ぜーったいアリエナイから(-"-)
NHKさんもう少し丁寧に小道具用意してねって思ったわ。

あらやだ!血内歴長いとつい小姑みたいな口調になってる(^-^;
実話なので展開はわかっているがやっぱり毎日みてしまう。
3月末で終わるならどこで切る!
願わくば明るい希望を感じさせる終わり方であって欲しいな。

母の定期受診2019年12月13日 11時55分50秒

3ヶ月に1度の定期受診。
今回は採血のみでCTはなし。
ヘモグロビンは減少傾向だが緩やかだしIL2レセプターも若干下がった。

母は福岡での暮らしが1年になり身体的にも精神的にも落ち着いてきた。
89歳になったばかりなのに褒められたいのか他人には90歳と言っているが
本当に卒寿を迎えるまで機嫌よく暮らしてもらいたいものだ。

転倒を恐れて慎重に歩くせいか動作は遅いが頭はしっかりしている。
最初は嫌がっていた補聴器もうまく使いこなせるようになり
長年の趣味である謡曲も今では私の師匠について再開した。
声も習い始めより大きく出せるようになってきて、誤嚥を予防するのにも一役買っているみたいだ。

近くにいることで私も安心だし一緒に旅行したりする機会も増えた。
出来るだけこの状態が長く続いて欲しい。

他の家族も小康を得ているのでこの隙に自分のやりたい事を詰め込み過ぎて
ややオーバーワークな私だが元気でやってます(^O^)/

母の定期受診2019年09月07日 08時48分01秒

3ヶ月に1度の母の検診。今回は採血に加えてCTもあり。

前回貧血を指摘されたヘモグロビンの値だが改善していなかった。
なので嫌々飲んでいた鉄剤も中止することになった。
しかも前回の詳細な検査の値が鉄欠乏性の貧血ではないことを示していたらしい。

母は鉄剤を飲むとお腹の調子が悪くなるので飲まなくてよいと言われ喜んでいた。

では貧血の原因は何なのかというとはっきりとはわからない。
CTの結果もこれといった変化はなくリンパ腫の方は落ち着いている。

腎臓かもしれないとのことで次回には腎臓の値がわかるよう検査項目が追加されていた。

骨髄異形成症候群のようにどの血球も減少しているという訳でもないし、今さら骨髄穿刺をしても侵襲が大きいのでしない事にした。

先生が「年齢を考えたら支持療法という手もある。
ヘモグロビンが7を切ったら輸血を考えましょう。」と言われた。
なるほど!その手があったか。
89歳の母の年齢を考慮すればそれもありだ。

そう思うと気が楽になった。
母は先生と私の会話を半分くらいしか理解していないから終始ニコニコ。

年代によって治療の選択肢も変わる。
QOLが保てて余生を楽しく過ごせればいいよね。

母の定期受診2019年06月09日 05時14分14秒

母の定期受診。

身体の調子がいいので今回はCTなしの血液検査のみだったのだが明らかな貧血でひっかかる。

どうも赤血球の大きさが小さいらしいのでおそらく鉄欠乏性の貧血の可能性が高そう。

追加の検査を出して詳しく調べているが結果が出る前に鉄剤の処方がされた。

これで改善してくれたらいいんだけど、リンパ腫関連で低くなってるとやっかいだな~。

主治医が同じなので息子の咳骨折の話を簡単に伝え「来週の定期検診に来ます。」とだけ伝えておいた。

先生もポッキリにはちょっと驚いたみたい(^_^;)

車椅子の母とエレベーターに乗るとたまたま同乗した看護師さんから「車椅子の扱いに慣れてますね~」と褒め(?)られる。

軽く「家族に病人が多いもんで...」と返すと「大変ですねぇ」と同情された。

あれやこれやで病院とは縁が切れないな(-_-;)

ついでながら主人は3月の手術以降初めての検診があったが腫瘍マーカーにもCT画像にも目立った変化なく、なんとかセーフ!

抗がん剤の休薬期間が延びてこちらの方はしばらく考えなくていいのでほっとする。

母の定期受診2019年03月02日 12時56分31秒

母の手術からほぼ3ヶ月が経ったので一応血液検査とCTを撮って診察を受ける。

小腸の腫瘍は本人が特に自覚もない大きさの内に手術出来たので、高齢の割にはそこから寝付いたりすることもなく順調に回復しており、CTでも目立った所見はなかった。

可溶性IL2レセプターは術後少し上昇していたが、今回の検査ではまだわからない。異常があれば連絡下さるとの事で次はまた3ヶ月後の予約をして帰ってきた。

高齢の母を連れて病院へいくのは本人もだが私もかなりくたびれる。この日はさらに別の病院で義歯が仕上がるのでそちらにも回ってきたので帰宅すると17時を過ぎていた(朝から出かけて...)

それでも私とお出かけするのは嬉しいらしく、どんどん喋りかけてくる。私が忙しいのを知っているので普段は滅多に連絡してこない分が溜まっているのだろう。複雑な気持ち。

次に会うのも循環器内科受診の日だから、終わったら昼食を一緒にとる約束をしたら楽しみ♪と言った。

一日一日一人で自分なり楽しく過ごしている母はエライ!早く介護保険が使えるようになったらデイサービスで運動が出来る所へ通えるのに、こちらはなかなか転居後の手続きが進まない。

暖かくなったら父の位牌を置きっぱなしにしている実家へ一度連れて帰る予定。それまでに主人の体調が安定してくれるといいのだが...。

春はまだ遠い。

退院後初の外来受診2018年12月18日 08時54分39秒

退院後1週間経ったので母を連れて初めての外来へ行く。

採血をしてまずは外科受診。傷の状態を診てもらい血液にも異常がないので無事外科は卒業した。

次に血液内科の方だが手術で切り取った組織の検査の詳細はまだ出ていなかったが、どうやらDLBCLじゃないっぽい?!

「先生そんなに色々なリンパ腫に罹るもんなんですか?」と思わず聞くと腫瘍の出来る場所によって若干変わって来ることはよくあるらしい。BCL(B細胞リンパ腫)には間違いないがDL(びまん性大細胞型)かどうかは今後の検査を待つことになった。

この日は可溶性IL2レセプターの値はまだ出ないので他のデータをみたが問題なしということで、次の予約は3ヶ月後ということになった。

母はぬくぬくしたサ高住のお部屋で過ごしているので1週間ぶりの外出で外の寒さに驚いたみたい。しめしめ、これでもうあの極寒の自宅へ帰るとは言い出さないであろう。

今日はこちらのケアマネと初めて会い、住民票とは違う場所で受けられるサービスのケアプランを立ててもらう。そして2月には介護保険認定の更新もあるのでこちらでの主治医も見つけなきゃならない。

ようやくギリギリ付いている要支援1すら取り消しになったら困るな~(-_-;)母にあんまり出来ますアピールをしないように釘をさしておかなくちゃ。

なんだか病気のこと以外にもだんだん話題が広がってきてもはや血液疾患ブログではなくなってきたような気がしないでもないが仕方ない。書き留めていないと忘れちゃうので許してもらおう。

母退院する2018年12月11日 10時17分11秒

手術後10日で母は退院した。当初から1~2週間と言われていたのでほぼスケジュール通りである。

10日ほどたったら再来で傷の経過を診てもらい異常がなければ外科は卒業、ついでにその時血内も受診して今後の検診の予定を決めることになる。

切り取った組織から悪性リンパ腫だと診断されたが、治療方針としては根治を目指さず経過観察してゆくということだったので、ここからはサ高住でのんびりと暮らしてもらう。

あとは歯の治療だけだが、これはもう年を越してから始めることにした。知り合いの歯医者さんに聞くと高齢者の場合折れた歯の根は抜かずにカバーをして義歯を作る方法もあるそうで、一度別の所へ行って診察してもらうことにした。

入院して一度に3本も歯根を抜くなんて今の母には負担が大き過ぎると思えるからだ。

なのでまだしばらくはお粥生活が続くが副食は刻み食ではなく普通に食べているみたい。もともと高齢者用の食事だからそんなに固い物はでないしね。

よかった。退院後我が家に帰って来たら、私はそんなに細かく対応出来ないし、まず母ひとりを置いて長時間の外出が出来ないから。先に入居が決まっていて助かった。

2月の次男の結婚式にこの分だと母が出られそうな気配がしてきた。それを目標に生活リハビリを頑張ってもらおう。

小腸の腫瘍の正体2018年12月05日 22時07分58秒

さて手術で切り取った物体の組織検査をしてもらっていたのだが今日悪性リンパ腫であることが判明した。詳細についてはもうしばらくかかるそうだが、やっぱりね!という感じで淡々と聞く。

早期発見で切除出来てよかった。やはり定期検診は必要だね。とか言いながら母は順調に回復中である。

お粥も3分粥くらいなのだが薄いと文句を言って、今日の夕食からは5分粥に変えてもらった。お通じもあって無事手術のあとも腸は繋がって動いてくれているみたい。昭和ヒトケタはしぶといわ~\(^o^)/

この分だと来週明けには退院の見込み。以前ならもっと病院に置いてもらいたいと思うほど退院後の家族の負担は増えるのだが、今回はこのままサ高住へ直行してもらうので私の負担はかなり減る。

初発の時は何もかも自分が一人で背負って大変だった。これからは食事などは施設に任せられるから安心だし、見守りもあるので私が不在の時家にひとりで留守させるような心配もない。

年末の忙しさもこれで何とか乗り切れそう!あとは退院前にインフルエンザの予防接種を打ってもらうのを忘れないようにしなくちゃ。