定例会が開かれました2010年03月28日 21時38分32秒

昨日は3月の定例会でした。花冷えのちょっと肌寒い日でしたが、20数名の参加があり、初めての方もたくさんお見えでした。

馴染みの顔が見えないことに若干の寂しさはありますが、定例会はまさしく今必要としている人のために続けていかなければと思います。

今回は患者でも家族でもない方の初参加がありました。Kさんは昨秋の空閑さんのチャリティコンサートでピアノを弾いて下さいました。コンサート後のランチで血液疾患の話をしたのがご縁でリボンの会に関心を持ってくださったのです。

Kさんは長年医師をして来られ最近引退されましたが、ご自分の専門ではない血液疾患の分野の理解を深めるためにと、進んで定例会に来てくださったのです。

とかく偏見や誤解で見られがちな血液疾患患者の実態を正しく理解してくださる頼もしい応援団ができて嬉しい限りです。K先生お時間が許せばまたいらしてくださいね。そしてまたピアノも聴かせて頂きたいです!

珍しく多発性骨髄腫の方も1人お見えでした。骨髄腫の会のSさんがいらしてたので、色々相談に乗ってくださったのもラッキーなことでした。骨髄腫は少ないので仲間ができにくく孤独になりがちです。リボンの会が縁結びになってよかったです。

衛藤先生はお話はちょっと難しかったけど、AMLの新薬の可能性を感じさせる明るい話題でした。まだマウスの段階ですが、いつの日かきっとヒトに応用できる時期がやってくることを予感させる内容でした。

今までの分子標的薬はもうすでに出来てしまったがん細胞に対して作られたものだったのですが、理化学研究所の石川先生たちのグループは、AMLの再発原因細胞となるおおもとの「白血病幹細胞」の分子標的を同定することに成功したのです。

すなわち幹細胞レベルで白血病を根絶し、再発をなくす世界初の治療・創薬の実現へ一歩踏み出した訳です。正常血液幹細胞を守り、白血病幹細胞だけを標的とした新創薬が可能になるなんて夢みたい!と、私たちは色めきたちましたが、実現にはまだまだ遠い道のりがあるようで...

いつも言うことですが、やっぱり一日でも長く生きていた者勝ちですよ~!AMLだけでなく他の疾患の方もね。医学の進歩は日進月歩。希望を持って生きていれば新薬に巡り合える 日はきっときます!

てな訳で少し寒かったけれど、定例会の後、私たちは病院の隣の浜の町公園で白血病の明るい未来を信じてお花見(酒盛り?)をしました。桜が満開で綺麗~♪でも舞鶴公園のような人気はなく、結構穴場かも?

移植後の体調が万全でないSさんも付き合ってくださって有難う!風邪ひきませんでしたか~?

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