定例会が開かれました!2007年01月28日 12時04分14秒

ようやく本格的な寒さがやって来そうな気配です。冬暖かいのは過ごしやすくていい反面、このままじゃ地球の温暖化にまっしぐらかとやや不安になっておりましたので、ちょっとホッとしました。

昨日の定例会は小雨まじりの寒さの中、参加者が少ないのではないかと心配しましたが、たくさんの方に来ていただき終始和やかな雰囲気の中で行われました。

残念ながらE先生は出張のため欠席でしたが、それぞれのグループに分かれて、近況報告や情報交換をしました。先生に最新情報を提供して頂いたり、医学的な相談に乗って頂くのも、大変有難く意義のあることですが、それに甘えてばかりいるのではなくて、患者同士が悩みを共有し、お互いに助け合って、患者として自立していくことが、患者会の本来の目的ではないかと再認識した一日でした。

その後、場所を変え新年会を開きました。いつも遠くから参加してくださるIさんは前回お会いした時よりお顔が明るくて安心しました。

今回は宿をとり、ご主人も後から駆けつけて下さいました。それぞれに仕事を持ち福岡には滅多に来られないというお二人。息子さんの発病→寛解→再発→移植→社会復帰という長い紆余曲折を経て、ようやくここまで辿りつかれたんだなあと感慨一入でした。

お開きの後、「屋台でラーメンを食べて帰ります♪」といって夜の街に消えていくお二人の姿を嬉しく見送りました。うちの息子と同じALLなのでいつも気にかかっていましたが本当によかったですね。毎月のお志のカンパも有難く感謝しています。

今回の参加者の中で印象的だったのは88歳と83歳の男性の患者さんたちです。病型は違うのですが、お二人とも大変若々しく、前向きな考え方をお持ちです。

そして自分の病気を客観的に見る目を持っていらっしゃいます。単なる愚痴の言い合いに終始するのでなく、現状よりさらに快適に過ごす方法を常に模索していらっしゃるように見受けられました。さすが人生の大先輩、教えられることが多々あります。

今はインターネットで簡単に情報も得られ悩みも相談できる時代ですが、定例会に出るといつも、生身の人間が顔と顔をつき合わせて語り合うということの大切さを実感します。病気というある日突然自分にふりかかってくる運命、そのこと自体は自分の努力だけではどうすることも出来ないけれど、病気にどう向き合っていくかでその後の人生の過ごし方は随分変わると思います。

患者会ではアナタはこうすべきだという事は言いませんが、色んな患者さんの色んな体験を聞くうちに、生き方のヒントが見つかるかもしれません。

そして先生からの医学的根拠のある情報がまた生き方の選択肢を広げる裏付けとなっています。この2つのサポートがバランスよく機能している事がリボンの会の強みだと自負しています。

今年もできるだけ定例会を大切にして地味~に息長く活動を続けていきたいと思いました。

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