母の定期検診2017年10月07日 09時15分23秒

半年ぶりに母が福岡にやってきた。

悪性リンパ腫の定期検診のためだが、一人で新幹線に乗って来福するという行為そのものが87歳になった母の健康のバロメーターとなっている。

再発からもうすぐ2年経過するが、腫瘍の大きさに目立った変化はなく積極的治療より経過観察を選んでよかったと思う。安定しているので次回検診も半年後ということになった。

「来年1月には両親のダイアモンド婚が夏には父の、秋には母の米寿があるので、当面の目標はそのあたりです。」と先生に言うと、そうか書き留めておこうと仰った。

車椅子生活の父の方もヨレヨレだがまだ辛うじて頑張っている。父が安心して施設で生活を送れていることが、母の寿命を延ばしてくれているようにも思う。

今が人生で一番楽しいひとり暮らし♪と言って憚らない母。施設に入るより公的、私的な助けを借りながらでも何でも自分でやる事がいいのだろう。

新聞が一番の楽しみで一日最低3時間は読み、気が向けば長年の趣味である謡を謡い、食事は食べたい物だけを自分で作って好きな時間に食べる。

地域に見守りのネットワークがあるのも有難い。それも母自身が活用しようとしなければ無意味なので、積極的に地域の集まりにも参加するようにしている。

離れて暮らしていると心配は尽きないが、本人の意思を尊重するためのサポート体制を作ることが親孝行なのだと思うようにしている。

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