うれしい誤算2016年05月02日 08時54分31秒

人工股関節の手術をしてよかったのは、もちろんこれ以上骨頭が圧潰する心配と痛みが無くなったことが一番だが、思いがけない効果もあった。移植後ずっと増えずにいた体重が一気に4㎏も増えたことだ。

規則正しい生活で3食きっちり食べるようになり、リハビリという適度な運動も加わったせいか知らないうちに増えて、見た目もだいぶ普通の人のようになった。とりわけ手術した病院より転院先のリハビリ病院のゴハンが美味しかったらしい。毎日おやつも持って行ってやったし、ついでに私もお相伴したし(^_^;)

という訳で只今57.8㎏。移植前が65㎏→移植後48㎏なので10㎏ちかく戻った感じだ。復職したらまた食事が不規則になり、減りそうな気もするので、今のうちに食いだめさせておこうっと。

こんな感じの話の後に不謹慎かもしれないが、被災地のがん患者への情報提供のメルマガがネクサスから流れてきたので掲載しておく。

全国がん患者団体連合会(全がん連)のページ
http://zenganren.jp/?p=670

被災地の患者さんたちは本当にすごいストレスにさらされているんだろうな。家族も心配でたまらないだろうな。目と鼻の先で起こっている事が映像を見てもとても信じられない。

手術後初めてのテニスへ2016年05月12日 09時27分05秒

人工股関節の手術のため3ヶ月休職していた息子が来週から復職する。長いような短いようないろいろな事が起こった3ヶ月だった。

それに先だち、身体慣らしにと半年ぶりにテニスへ出かけていった。リハビリ病院の先生がOKくれたというか、ま、やってみてもいいかもね、的なノリで許可してくださったからだ。この先生はテニスをされる方だったので理解があるし、何かあったらいつでも来ていいと言われたので心強い。

一般的に脱臼と人工関節の寿命を考えて、あまり積極的にスポーツを勧める先生はいないのが現状である。息子の場合前方アプローチという術式だったので、あまり脱臼のリスクはないのだが、何もしないよりは関節の寿命は短くなるだろう。

でもどうせ人生でもう一度くらいは再手術をしなければならないのなら、したいことを我慢して関節の寿命を延ばすより楽しく暮らす方が精神衛生上よっぽどいいのではないかと思う。

嬉々として出かけた息子、グダグダに疲れて帰宅したが、思ったより腕は落ちていなかったらしく、これからも続けられそうだと言っていた。翌日はまたひどい筋肉痛だったが、それもまた生きている証しのような感じがして親としてはしみじみ嬉しい。

先週の血液内科外来では、体重も増え皮膚状態もよかったので、ネオーラルがまた減って20㎎になり朝夕10㎎を1錠ずつ飲めばいいことになった。もう一息!

来月で移植後3年になるので、ようやくその頃免疫抑制剤ともおさらば出来そう\(^o^)/きっとお薬が一気に減るだろう。

お薬が切れたら、次は長時間勤務への復帰を目指す。どうかこのまま順調にこの道を歩んでいけますように。思わぬ伏兵が潜んでいませんように。

30年ぶりの...2016年05月14日 17時19分26秒

人工股関節での初テニスがよほど嬉しかったのか最近の息子は明るい。しかし平日の昼間に遊んでくれる友達がいないので、ついに私に白羽の矢が...。

お母さん~テニスやろ~のお誘いがかかるようになり、ついに根負けして付き合うことになった。ついこの間もテニス教室で友達のお母さんがしりもちついて圧迫骨折したって話聞いたばかりなのに、なんと大胆な!

私だってテニスは30年ぶりよ~。しかも会社勤めの時遊びでやってたくらいで、本格的に習ったことないのよ~。

しかし息子は自分用にいいラケットを買い求め、古いラケットを私に貸すからといって、近所のコートの空き状況まで調べ、さっさと決めてしまった。

で行ってきました、昨日の夕方。

走るのはめっちゃしんどかったけど意外と出来るものね。空振りするかと思ったけど、それもなくまあまあ続いた。ウエアはヨガのだし、シューズは散歩用のイージートーンだし、帽子は昔の子どものキャップだし、と珍妙なスタイルだったけど、他に誰もいなかったから良しとしよう。

怪我もなく1時間ほど楽しんで切り上げた。これくらいなら時々は付き合えるかな?今日早速シューズだけは買いに行った。イージートーンはあまりにも危険!滑るし足首ぐねりそうだから(-_-;)

30年ぶりのテニス♪自分も楽しめたし、何より息子の喜ぶ顔が嬉しくて、帰り道の5月の風が爽やかだった(*^^)v

休みが合えば2016年05月23日 16時12分25秒

息子はシフト勤務なので日曜日が休みになるとは限らない。夫は土日が休みなので3人で出かける機会が少ない。
珍しく休みが重なったので久々に久留米の石橋美術館までドライブに出かけた。

連日の晴天続きで暑くなりそうな日だったので、外テニス以来GVHDで皮膚の調子がよくない息子は日傘、日焼け止め、ストール、飲み物と完全防備で臨んだ。それでも日差しが痛いほどで5月とは思えない。美術館の中は涼しいのだが、バラ園の方は散策というより修行のようで、花たちも萎れかけていた。

そんな中元気だったのは池の水蓮や菖蒲。生き生きとして重厚な建物をバックにまさに盛りを迎えようとしていた。聞けば石橋美術館は石橋財団が同美術館の運営から2016年9月末日をもって撤退し、久留米市が運営することになるそうだ。2016年10月からは久留米市美術館となり、有名な青木繁の海の幸などは東京のブリヂストン美術館へ移管されるらしい。
石橋美術館

海の幸は前回2月に行ったときには見られたのに今回はもう見られなかった。別館も閉館して改修工事に入っていた。お庭もいいし建物もクラシックでさほど大きくないこの美術館を、私は結構気に入っていた。秋からはどんな諷になるのかな。淋しくもあり楽しみでもある。

家に帰り夕方のニュースでこの日の久留米の気温が31.9度だと知ったとたん、クラクラして夕食を作る気が失せた。ちょっとした熱中症?とか言い訳して珍しくピザを取ることにした。もちろんサラダくらいは作りましたよ。でも大好きなビールもそこまで美味しく感じなかった(-.-)

身体が暑さに慣れてないこの季節のお出かけ、皆さんも気を付けて下さいね。