ブログのタイトル変えました~!2015年05月08日 20時56分53秒

10年にわたりご愛読(?)いただきましたブログ「リボンの会☆管理人のひとりごと」のタイトルを変えました。

といってもブログを閉じる訳でもなく、内容も多分似たり寄ったりで(笑)今後も続けていくつもりなので、「タイトル変える意味あるんかいっ!」とツッコまれそうですが、HPの管理人を辞しましたので、それに合わせる形で変更したのです。

めでたく次の管理人の方が決まり、HPも5月末を目途にリニューアル(今度のはプロが作成)されるので、老兵は死なずただ去りゆくのみの心境でございます。

息子の病状はそれなりに安定しているのですが、遠方の老親の看病や介護等で忙しくしており、HPの更新に支障が出てはいけないと思い、代表にお願いしました。組織の活性化の為にも世代交代は意味のあることだと思います。

リボンの会のHPからのリンクも解消しましたので、今後ものぞいてやろうと思われる方はお気に入りの隅っこにでも入れておいて下さいまし<(_ _)>

管理人は辞めてもリボンの会には運営スタッフとして残りますので、また交流会でお会いしましょうね(^O^)/

1ヶ月ぶりの外来受診2015年05月08日 21時20分02秒

今回も息子はひとりで受診してきた。もうこれからは特に異常のない限り付き添いは不要かも?と思う。

血液データは軒並み↘↘↘白血球・ヘモグロビン・血小板ともLマーク。
ま、でもこんな日もあるさ。

移植からまもなく1年11か月、退院してから1年8ヶ月になろうとしている。

今日のグッドニュースはネオーラルが減量されたこと\(^o^)/

ステロイドがゼロになってから1ヶ月半、特にGVHDがひどくなっている風でもないので、今日から1割減らすとのこと。1日100㎎が90㎎になる。

と言っても、朝夕50㎎を1錠ずつ飲むより薬が増えたような気がするのはナゼ?1回に25㎎1錠と10㎎2錠の合計3錠になったからだ。

ネオーラルは臭いがキョーレツだし多毛になるしで、息子としては早く止めたいらしいがそうもいかない。プレドニンの時のように慎重にゆっくりゆっくりだそうだ。

どうか逆戻りせず、このまま移植2年を迎えて欲しい。そして3年、5年と記録を伸ばして、気が付いたら10年、いつのまにか結婚して子どもが生まれてた~なんてことにならないかな。

母の妄想は果てしない(^_^;)

元気隊がんサロン特別講座に行ってきました!2015年05月18日 19時50分44秒

がん・バッテン・元気隊ってご存知ですか?

福岡のがん患者団体を結ぶネットワークの名称で、波多江伸子さんという方が代表をされています。

私もきちんと説明できないので詳しくはこちらをご覧ください。
http://www.fcsc.jp/top_1.html

主な活動はピアサポーターの育成とがんサロンの開催です。
http://www.fcsc.jp/page1_salon.html

今回は定例のがんサロンではなく、特別講座でテーマが「がん患者が作るエンディングノート」でしたので興味があり昨日行って来ました。

私は白血病の息子の母なのですが、同時に悪性リンパ腫の母を持つ娘でもあるのです。

今回はむしろ母のために娘として聞いておきたい気持ちが大きく、参加しました。

現在84歳の母は5年前胃悪性リンパ腫にかかり、移植以外の治療のフルコース(抗がん剤・放射線・外科手術)を受け、8ヶ月の入院を経て自宅に戻りました。

この5年は再発なく過ごしましたが、年齢的にいっても自分の終焉のことを考えてもおかしくはありません。だから退院後すぐにエンディングノートを手渡し、希望を書き残してもらいたいと言いました。

母は色んなことにこだわりが強く、自分の意に染まない送り方はして欲しくないというタイプですので、すぐに書いてくれると思ったのですが、空白のままです。

最近が父(がん患者ではない)が生死の境をさまよった後、ふと訪れた静寂の時間になぜか意識がクリアになり、自分の最後はこうして欲しいとはっきりと口にしました。

家族が揃っていたので葬儀やお墓の話、気になっていることをみんなで話すことが出来ました。普段は認知症もあり意思の疎通の難しい父なのですが、この時は妙にはっきりと自分の気持ちが言えたのです。

話し終わるととても幸せな人生だった、何も心配ごとはないといい、私たちもいい時間を共有できた思いました。結局父はその後快復し退院することが出来たのですが...(笑)

皆がこのようにざっくばらんに話すことが出来ればいいのですが、そうもいかない人も多いでしょう。そのためにエンディングノートは良いツールになってくれると思います。

FPでがんサバイバーの講師の方は、法的拘束力はないにしても、家族の信頼関係が築かれていれば、とんでもない望みでない限り、遺志は尊重されると思うと仰ってました。

ただ、財産がいっぱいあって、人間関係がややこしそうなお家の方は公証役場で公正人による公正証書遺言を作成された方がいいとのことでした。

次に話された波多江先生のお話は、がん患者ならではの終末の考え方を本音で語られたので、ものすごく参考になりました。

母が再発したら、まずは治療を受けさせるが、どこでそれを止める決断をするのか、最後の場所はどこで迎えたいのか、など具体的に考えておくことは必要だと感じました。

がんは突然最期を迎える訳ではないので考える時間は十分あると先生は仰いました。延命治療の拒否や緩和ケアのことも、日ごろから家族に自分の意向を十分に根回ししておくことも大切だとも。

サンプルで頂いたエンディングノートを基に母とゆっくり話してみたいと思いました。

健康な普通の方が受講されたらちょっと引いてしまうようなシビアな内容でしたが、がんサバイバーならではアドバイスだからでしょうか?先生のお人柄でしょうか?私はまさしくこういう話が聞きたかったのだと素直に思いました。

リボンの会の公式HPリニューアル!2015年05月27日 08時41分42秒

晴天続きでもう夏を思わせるこの頃ですがいかがお過ごしですか?

さて以前より告知していましたリボンの会のHPが新しくなりました。

新HPのアドレスは→http://ribonnokai.info/

トップページは可愛いほのぼのとした印象の仕上がりで

ご挨拶には宮地代表の顔写真もUPされていますよ。

今後ともご活用ください(^O^)/

心境の変化2015年05月29日 09時33分55秒

リボンの会のHPが新しくなり、このブログもリンクから切り離し私的なブログになりましたので、常々思っていて立場上書けなかったことをこれから少しずつ書いてみようと思います。

まず患者会ではタブー視されがちな、お亡くなりになった患者さんのこと。

昨年の今頃亡くなった親しい方の事を思い出し、ご家族にお電話をしてみました。これも結構勇気のいることでした。

相手に不快な思いをさせるのではないか?そこまでなくともまた新たな悲しみを思い起こさせるのではないか?との思いから、今まであまりご遺族に連絡を取ることはしませんでした。

ご遺族もご遺族で、亡くなってしまった者の家族が患者会に出て行っては、今まさに病気と闘っている患者家族にあまりいい印象を与えないのではないかと思われがちです。

様々な考えのある中でこの問題は避けられるようになり、いつしか会報に訃報も一切載せないようになりました。

電話には妹さんが出られ、家族はみな元気にされているようでした。一周忌のお参りをと申し出ると、身内だけでと仰ったので遠慮することにしました。

思い出話や遺品の整理のことなどを伺いながら、家族はやっぱりまだまだ深い悲しみの中にいるんだなぁと痛感しました。闘病生活が長かった分、残された家族の中にも疲れが重く沈んでいるようにも思われました。

他人の私でも折に触れその方の事を思い出すくらいなのですから、家族はなおのことでしょう。早く忘れて新しい一歩なんて踏み出さずに、ゆっくりゆっくり時間をかけて昇華していけばいいのだと思います。

生きている者のこんなやり取りを先に逝った人たちは案外面白そうに上から眺めているのかもしれませんね(笑)

ふだんは何でもメールのやり取りで済ますことの多い私ですが、会えないまでも声を聴くというのはいいものだと久しぶりに思いました。