白血病 と 息子 と 私、 ときどき 母

胃と空腸をつなぐバイパス術は無事終わりました。体に繋がっていたたくさんの管が１本減り、２本減り、とうとう昨日で３ヶ月入れっぱなしだったＩＶＨも抜き取られ、母は晴れて自由の身になりました＼(^o^)／

抜糸も終わり、食事は例のごとく重湯から始まって、現在７分粥まで辿り着いたところです。長い間悩まされてきた嘔吐や船酔いのような症状も無くなり、絶好調と言いたいところですが、そこはその～年齢的なものもあり、足が衰えてしまい歩行器なしでは歩けない状態です。

もちろん執刀してくださった外科の先生には感謝、感謝ですが、食べられるようになった事のほかに嬉しかった事がもうひとつ。開腹してみて予想以上に化学療法（２クールの抗がん剤と２０日間の放射線）がリンパ腫に有効だった事が判明したのです。

外科の先生が、１月の入院時の画像からは想像もつかないほど改善していたので、一瞬切除も考えたほどだったとおっしゃいました。手術室から衛藤先生に電話をし相談の結果、退院後のＱＯＬを考えて予定通りにバイパスにしたとの説明を受けました。

これは実に嬉しい言葉でした。３月末で転勤された血液内科のＩ藤先生やＳ藤先生にも知らせて差し上げたかったです。先生方本当に有難うございました。

１２月に病気がわかった時点で切除手術をしなくて本当によかったと心から思いました。非常にハイリスクな手術でしたし、仮にうまくいっても術後のＱＯＬが下がってしまってから、さらにまた抗がん剤ということにもなりかねませんでしたから。

母はまだあと１～２クールは抗がん剤の治療を受けなければならないでしょうが、物が食べられるようになったので、これまでより楽に乗り越えることができると思います。

血液内科でもいつも感じていたことですが、外科の看護スタッフの方も実に優しく甲斐甲斐しく面倒をみて下さるので、頭が下がります。関わってくださった全ての皆さんに心から感謝いたします！