映画「私の中のあなた」観てきました!2009年10月20日 14時29分43秒

バンクから割引券もらっていたんですけど、レディスデーの方が安いので水曜日にひとりで行ってきました。どうせ大泣きするだろうからと思って...

まあ大泣きはしなかったけど少しはやっぱり泣いちゃったな~。一般の人とは違うストーリーとは全然関係ない治療とかの場面でウルッと来たりして、変なオバサンになっていました。

やっぱり私たちって、闘病の姿を直視できないというか、自分の子どもの経験に重ねて見てしまうというか、そういうところがあって思い出し泣き(?)して、他の人とはちょっとずれてしまうのかしらね。

姉のドナーになるべくして生まれて来た子どもが両親を訴えるというセンセーショナルなコピーが独り歩きしていましたが、結局は患者の死ぬ権利について深く考えさせられる内容になっていました。

成人の患者の場合は自分で治療を選ぶことも可能でしょうが、子どもの場合、親は果たして過酷な治療をどこまで続けるべきなのか、ものすごく悩むと思います。

そして可能性がゼロといわれない限りはやはり前に進む治療を選択すると思うのです。そういう意味ではキャメロン・ディアス(母)の立場にも感情移入できるのですが...。

選んだ治療の結果が吉と出ればよいのですが、もし残念な結果になった場合、自分を責めたり、終末期の過ごし方を、もう少し家族との時間を増やして思い出を作ったり、本人の好きなようにさせてやることが出来なかったかと悔やんだりするでしょう。

成人でも小児でもない思春期のこの患者の場合は、家族がお互いを思いやるが故に、さらに問題が複雑でした。これ以上言うと映画をまだ観ていない方に申し訳ないので、あまり詳しくは書けないのですが、良い映画だったと思います。

最初家族の立場で見始めましたが、最後は患者の気持ちになっていました。患者の選択を受け入れて穏やかな気持ちになれました。

本当の本当はもちろん助かってハッピーエンドになってもらいたいのは山々なんですが、それじゃあ映画にはなりませんものね。ここが当事者にとっては辛いところです。世間の人に少しでも血液疾患のことを理解してもらう為には仕方のないことなのかなぁ。

この映画のもうひとつのテーマの、白血病の子どもの為に遺伝子操作で次の子を産むっていうのは倫理的にはどうなのかしら?骨髄バンクやさい帯血バンクのある今でもアメリカでは行なわれているのでしょうか?

管理人は不勉強でわかりませんが、こちらのテーマの方が重い感じがしました。

コメント

_ モッコリ店長 ― 2009年10月24日 04時58分42秒

お久しぶりです。
その映画興味あります。
機会があれば、見てみます。

_ リボン管理人 ― 2009年10月24日 10時19分18秒

真夢くんお久しぶり~!コメントありがとう。モッコリの皆は不規則な生活してるから新型インフルエンザになんか罹っていないかなぁとちらっと心配していました。

映画、素直な心でぜひ観てください。私とはまた違う感想を持たれることでしょう。毎月寄付をありがとうございます。とても助かっています。社長さまにもよろしくお伝えくださいね。

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